E.F.S.F
Mass production type mobile suit
RGM-79'GM'

楽しい考察ごっこ

地球連邦軍初の量産型モビルスーツにしてRX-78ガンダムのモンキーモデル。本来はスナイパーカスタムに代表されるGM重装型が想定されていたのだろうが「まずは数だ、ザクと偉そうなザクっぽい青いヤツと黒くてホバーで動くヤツを数で圧倒できればいい」と規格をゆるくし各地の工廠で大量生産されたが戦中戦後問わず共食い整備に難儀したのは言うまでもない。その教訓から戦後仕様のGM改や統合化キットによるGM2が誕生した。

(◀▲)当て木したサンペで面出し、カルコとエングレーバーでスジボリとユニット間のキワを彫り直し/足し、カメラカバーの後ハメと上腕関節とアンクルガードにプラ材で割れ対策の裏打ち補強工作をすれば塗装まで特に苦労もない良いキットです、古いけどシルエットはきれいなので。

(◀)HGUC初期のキットなのでスプレーガンやビームサーベルを構える可動範囲はこんなもん、「戦闘機や戦車から機種転換したばかりだし、モンキーモデルだし」と思えば。

(▼)前スネのシリンダーが流石にあんまりなのでそぎ取って1.6ミリ真鍮パイプと1ミリプラ丸棒でデッチアップ

(◀)ランドセルのスラスターを薄々攻撃してコトブキヤの丸ノズルを中に埋め込んだ。足の裏のスラスター周りは塗り分けただけがこの手の部分はコトブキヤやWAVEのパーツでゼロから作ったほうが早くて楽だった気がする。

カラーレシピ

下地として真鍮パイプにニッペのメタル用下塗りスプレーをMrカラー溶剤で薄めて吹き付け。鉄道模型店で「マッハのプライマーを使えないコンバージョンキット向きのプライマーだ」と教わりました。
クリアパーツ以外の赤いパーツにガイアノーツのサーフェイサーエヴォのパステルピンク、その他のパーツにはクレオスのサフ1000番(瓶)を吹き付け。

特記以外Mrカラー
赤:クールホワイトと色の源マゼンダを半々に色の源イエロー少々、ガイアのブリリアントピンクで良かったかもしれない。乾燥後にスーパークリアーの半光沢。
ペールグリーン:ホワイトにデイトナグリーンや色の源シアン、イエロー、Mrカラーのライトブルーを混ぜたが最初からライトブルーで十分と気が付き‥
胸部ラジエーター:黄橙色
関節部、フレーム:ニュートラルグレーとダークアースを半々
ビームスプレーガン:ガンダムカラーのアームズグレー
ビームサーベル:サーフェイサーエヴォのホワイトを下地にしてピンクをグラデーション吹き。蛍光色はちと怖いので。
ハッチ、スラスター外側:ネービーブルー
スラスター内側:タミヤラッカーのメタリックグレイ
墨入れ:コピック塗ったら割れたので再接着再塗装後タミヤエナメルのフラットアースとフラットホワイトを半々に混ぜてペトロールで薄めと拭き取り
最後に後頭部のカメラカバーにラピーテープの青を貼って終了

最後に

外装はセミグロスで塗装したのもあって「ギャー、乾燥機の蓋に引っ掻けてサフまでハゲた、またドボンだ」「ゲゲボ、サフでは出てなかったのにクリア吹いたら継ぎ目が浮いてきた。えぐって埋め直さないと」「ネービーブルーが吹き込んだ、ドボン‥」「アババ、ホコリが‥研いで吹きたそう。あ、天ぷら塗装」で塗装剥がしては塗り直しの繰り返しで1年コースでした。「これから作る純連邦系の機体はこれを基準とする」の心意気でやったけど最近の板貼り合わせたような肘関節のGM系統(GM改とかネモとか)どうしよう?
サフはツールクリーナーで吹くと乾くの早いけどガイアのピンクサフはツールクリーナーで薄めて吹付けると500番もビックリなザラザラというかモサモサになってひどい目に合うので素直にラピッド薄め液とか使ったほうがいいぞ。

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